草野球物語〜プレー未経験社会人が野球始めました〜

草野球からのプレーヤーが自身の草野球記録や野球全般について書いています。

草野球を始めたきっかけと初参加の日。

今回から私が草野球を始めたきっかけから今に至るまでを何回かに分けて書いていきます。

第1回は「草野球を始めたきっかけと初参加の日」

 

まず前回も少々書いたのですが、もともと私はプロ野球観戦が好きで、プレーとは無縁な人間でした。

野球やってみたいな、という気持ちはずっと持っていたのですが結局学生時代に野球部やサークルに入る決定的なきっかけがなく、ただいち野球ファンとして観て応援する側でした。

 

そんな私に転機が訪れたのが、2019年。

勤務先に野球部があることを知り、そのころ職場で関わりのあった方がキャプテンを務めているとの情報を得たことでした。

その頃、なにかスポーツを始めたいなとネットで野球に限らず球技全般のチームメンバー募集を見ていたのですが、初心者歓迎の地元チームがなかなかなく、あったとしても追加募集でチームとして型が出来上がっている雰囲気のチームばかり。

やはりハードルが高いな、難しいなと感じていたところだったので、まさに渡りに船。

同部署の人はいないみたいだけれど、勤務先の野球部なら行きやすい、むしろここでいかなきゃ一生野球できないなあと感じました。

とはいえ社会人野球部って軟式でもやっぱりがちだよな…とか、未経験者じゃさすがに相手にされないよな…という思いもありつつ、その方を通じて見学することに。

 

迎えた初参加の日。

キャプテンと浅草ROXのバッセンに行ってからの台東リバーサイドSCでの練習試合。

人工芝の2面球場でのナイター。ライトアップされたスカイツリーも大きく見える。

初めてという部分で補正もあったのかもしれないけれどあの第一印象、キラキラした光景は今も覚えています。

 

試合が始まりしばらくは野球観戦をしているときと同じような気持ちで観ていましたが、終盤、打ってみる?と聞かれてDHに入ることに。

そして忘れもしない初打席、相手投手の初球はストレート。

…ん?

当たった。後方へのファールでした。

意外と当たる…?

 

…そう簡単にはいかないもので、

2-2からの5球目、スライダーに空振り三振。

 

 

当然といえば当然のあっけないデビュー戦。

試合を見た限り、自信を持ってやっていける要素はなかったように思う。

それでもあの日、草野球やろう!と思った。

 

まだ冬の寒い日、たったひとつ、初球ファールの感触だけを頼りにして…。

 

 

 

~第1回振り返ってみて~

今までの人生、うまくいかない時期が長かった。うまくいかないことの方が多い。と思っている。

でも、何かを変えたくて野球部参加したし、打席でも初球をスイングした。

そうなんだよな、何かを変えたければ動くしかないんだよな。

私は根本的に不器用な人間だけど、時折見せる積極性だけが昔も今も私の道標になっている。

そして、積極性で切り拓いた道はいつだって正解と信じている。